へっぶしんです。2人いるパワハラ上司の上の方が変わって1年たち、私の事業所は大躍進を遂げました。契約している顧客に対して、必要だからオプションを取らせろと強要し続ける営業本心の間違いが、1年で証明されました。もう一人のパワハラ君は、相変わらず上司がいないときはやりたい放題ですが。。。会社のポジションが、そのまま人間の上下だと思ってしまう残念な人間のパワハラ君は、周囲から白い目で見られていることと闘っています。。。相手が違うのですが。。。


 さて、相変わらずコロナ禍が収まらない中、どうしてもGoToに予算を付けたい人々には、弱者が見えないのでしょう。どうしても、一律給付金は払いたくないようです。女性の自殺率が危機的状況になっているのに。。。


 残念な国の日本の中流層は、上に従順な民意を示し続けて、どこまで自己破壊を続けるのでしょうか。20代から30代の子育て世代の若者の半分が非正規で、結婚を半ばあきらめているという恐ろしい状況の日本では、少子化対策もほとんどできていません。GDPだけは世界第三位ですが、その他の指標ははOECDに加盟する先進国の中で、ことごとく最下位位グループに甘んじています。


 政権交代が起きなければ、この状況は変わらないでしょう。

 さて、ここのところずっと、貧困問題を追いかけています。



 まずは、『高校生ワーキングプア』ですが、大学に進学する若者の約半分が奨学金という名の借金を背負わされて社会に出るようです。一見良心的な奨学金の利率ですが、黙って返済が滞ると突然に消費者金融並みの罰則利率になるようです。そしてOECDに加盟している「先進国」のなかで、給付型の奨学金がほとんどない国は、日本だけのようです。若者を食い物にする国になっているとは残念な限りです。しかし、生涯未婚率が上がっている状況では、社会を支える中年層でも結婚という選択が経済的に不可能で、子どもなど望むべくもない非正規雇用に従事せざるを得ない層が、4割もいます。子どもを持つ人間が、あたかも勝ち組のようになってしまっている社会で、子どもの貧困を問題視する余裕はもはやなくなってしまったのでしょうか。

 千葉県のとある公立高校では、アルバイトをする生徒が半分もいるとか。うちのむすめも高校生で、アルバイトをしたいと言っていたようですが、時間の無駄だからとさせていません。私立の進学校のため、校則でも禁止されています。学校の話を聞けば、お友達同士で親のクレジットカードを持ってお買い物に行く集団もいるのだとか。子どもの約15%が、相対的貧困のラインで生活しているとは思えない方々が集まっているようです。もちろん私には、むすめにそんな贅沢を覚えさせる余裕はありません。カナダに2週間のホームステイをさせる費用を捻出するのに、青ざめながら銀行口座を確認するレベルです。

 ところがそれどころではないのが、日本の全体的な状況のようです。NHKの取材班のルポによると、貧困ラインぎりぎりの生活をしている過程では、中高生の制服を買う余裕も、体育着などの学用品をそろえる余裕もないとのことです。さらには、日常的に着る洋服も新品を買う余裕もないとのことで、どこの世界のことかと隔世の感を覚えてしまいます。

 また、そういう苦しい生活をしいられている人たちは、貧困を恥ずべきことだとしてわからないようにするとのことです。さらには、スマホが貴重な通信手段のため、中学生の保持率は裕福な家庭よりもむしろ高くなっているとのことです。残念なことに、このスマホを持っているということで、貧困ではないとバッシングする人もいるようです。一昔前には、学校裏サイトというのが問題になっていましたね。おそらく、スマホを持たない中高生という存在は、それだけで学級の内部で排除される危険性をはらんでいるのでしょう。

 さらに、このような家庭を直撃していることとして、高卒の求人がここ30年間で激減しているということです。現在は、年間で新生児が90万人を割る状況になっていますが、この母数に対して約15万人分の求人しかないようです。湯浅誠さんが10年以上前に「椅子のない椅子取りゲーム」と表現されていたように、生活が苦しかろうがどうだろうが、高卒よりも高い学歴がなければ若者を受け入れない社会になってしまっています。そんな貧困家庭にとどめを刺すように、大学の学費はうなぎのぼりになっています。私自身、私立文系の大学を出ていますが、お金に関しては興味があった方なので、学費がどれくらいなのかを覚えています。私が通っていたころよりも、私立の大学の学費は1.5倍くらいになっています。国立大学の学費も上がっており、私が学生の頃の私立大学並みになっています。

 このような状況では、貧困家庭のみならず一般の家庭でも子どもを私立大学に通わせるのは大変でしょう。そのために、前述したように大学生の半分が貸与型(つまりは借金)の奨学金を利用するという状況になっているのです。

 正直、ここ2,30年の日本の状況は、「失われた30年」とも表現されますが、一部の富裕層以外の大多数の一般人の生活レベルを押し下げ続けているのではないでしょうか。貧困家庭は子育て世代だけではありませんが、若者が大学を出るのに500万もの借金を追わなければならない社会というのは健全ではありません。少子高齢化を加速させて、高齢者を支える人数が減り、社会保障への負担率が上がり、結婚適齢期・子育て世代が子どもを育てられなくなり、少子高齢化がさらに加速する。という悪循環が加速するでしょう。

 すでに日本社会ではこの悪循環が始まっています。まずは若者の待遇を改善しなければ、人口減少カーブがさらに加速するでしょう。



 『閉ざされた扉をこじ開ける』では、貧困問題に人生をかけて取り組んでいる稲葉剛氏の著書です。日本で貧困問題を考えるときに、見落とされがちになっているのが住宅供給の問題だと指摘されています。貧困の方への住宅補助を充実させないと、賃貸に住まれている方が簡単に住居を失ってしまうと警鐘を鳴らされています。

 さらには、オリンピックで都市からホームレスの方々が排除されていくという問題があるようです。公園にテントを張って居住している人がいると、都市の景観を損ねるため退去を迫るようです。さらには、福祉政策として住宅が決まるまで寝泊りできる施設は、行政サイドが紹介するにもかかわらず貧困ビジネスを行っているところが少なくないために、ホームレスの方がたに口コミで広まり、生活に困窮しておりまさに行政で救わなければならない方々が行政を忌避する傾向にあるとのことです。

 私は、社会から排除される人があってはならないと思っています。憲法25条に書かれている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が、日本中すべての場所で保障されてほしいと願っています。ところが、生活保護バッシングをする人が必ずいて、努力していないからよくないと主張します。しかし、貧困問題を取り上げた本を読むにつけ、生まれたときから生活環境が悪く、高校生の時には生活を支えるためにバイトをしなければならない子どもが少なからず(おそらく15%以上)存在するという事実は悲しくも目を背けてはならないものです。

 一部の富裕層だけが安泰で、恵まれた人々に囲まれて育ち、生まれたときから生活が苦しいために、社会階層を上昇させる機会刷らないということが想像できないのでは、社会が足元から崩れていってしまいそうです。

 ひとりでも多くの方に、日本の貧困問題が構造的なもので、貧困すれすれの人が苦しんでいるという事実を認識してほしいです。



 今後も、細々と更新していきます。

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