へっぶしんです。今年は暖冬で、早朝から1時間強も立ちっぱなしという過酷な業務が、そんなに辛くなくて拍子抜けしてしまいました。ただ、睡眠時間をきちんととれない状況が何日かあり、どうにか乗り切りました^^;1回寝坊してしまいましたが。。。

 私が勤めている会社では、人事異動が3月にあります。毎年のように少しずつ異動があり、今年も動きます。職場の環境が少しでもいい方向に行ってくれることを祈る日々です^^;


 ネトウヨに関して情報を集めている方々は、周知の事実かもしれませんが、彼らは低所得な場合が多いです。日本の最貧困層ではありませんが、社会的なポジションを外国人に奪われる危機に瀕している方々です。そうでないという指摘もあり、ネトウヨを増産するような出版物を買う購買力があるので、中産階級が主力だと主張している方がたもいらっしゃいます。

 しかし、朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書) [ 橘玲 ]では、アメリカにおいてはプアホワイトが、ヨーロッパでは移民に仕事を奪われた若者が、日本のネトウヨと同じような排外主義的なネット活動や行動をしているようです。

 アメリカのプアホワイトは、デトロイトなどの自動車工場で働いていたが、工場の閉鎖や縮小で仕事を失ったり、収入が減ったりしている白人のことです。アメリカでは、黒人の社会的地位や収入が低いので、大学入学で黒人が有利になるようにするアファーマティブアクションという黒人優遇政策がとられています。しかし社会的立場に恵まれない白人に対しての優遇措置は無いようです。そのため、恵まれない境遇に陥った白人が、「白人である」ということ以外に自分を誇ることができなくなり、人種差別的な発言・行動をするということです。

 ヨーロッパでは、イギリス・フランス・ドイツが経済的に強く、経済的に強くない東ヨーロッパからの移民が止まりません。イタリアでは、北アフリカからの難民が多くて問題を抱えています。そのような人たちが低賃金の非熟練労働に従事するために、もともと住んでいた若者と職を奪い合う構図になっています。そのため、移民などに仕事を奪われた若者が、排外主義的な言動や行動に出るということです。こちらも「〇〇人である」ということ以外に自らを誇れることがないということが、日本のネトウヨ、アメリカのプアホワイトと共通しています。

 いずれも、社会的立場が弱いにもかかわらず、自国の政府から支援を期待できない階層の人たちです。それを利用しているのが、アメリカのトランプ大統領やヨーロッパの右派政党、日本ではメディアではないでしょうか。 日本のメディアでは、最貧困層の生活を面白おかしく報道して、視聴者に対しては、ここまで自分の生活は落ちていないという妙な安心感を与えようとする番組が散見されます。また、日本はスバラシイという自己閉鎖的な番組や中国・韓国を罵倒して視聴者を喜ばせようという報道をし、極右政府を支援する番組があります。さらには、排外主義をあおって、自らの懐を温める言論人も多く存在します。

 日本のメディアの特徴としては、大手が独自取材をあまりしないということではないでしょうか。ただ海外の事情を知らないので、もしかしたら欧米でも似たような現象があるのかもしれません。以前に読んだ鈴木大介氏の著書(タイトルは忘れました^^;)では、大手メディアの記者に、貧困少女を紹介してくれと頼まれたが、それくらいは自分でルートを作ればいいのにといった内容が書かれていました。

 逆に政治や刑事事件の記事では、政府発表・警察発表を垂れ流すだけで、独自に取材した形跡の薄い番組・記事が目立ちます。自らの目で見たことを報道するというよりも、視聴者が見たいものだけを報道する姿勢が目立ちます。また、大企業の不利になるような報道もほとんどしていないのではないでしょうか。視聴者に耳触りの良いことだけを報道して、社会の問題点から目をそらすようなことを続けているうちに、実質的な経済は落ち込み、国民の人権は削られ、世帯年収がじわじわと下がり続ける状況が続いています。本当にメディアが想定るする視聴者は、日本が衰退期に入っているという報道を見たくないのでしょうか。関係者(特にトップやそこに近い人)には、猛省を促したいです。

 少し話を戻しますが、【バーゲン本】貧困と愛国 [ 雨宮 処凛 他 ]では、雨宮処凛氏が自己の体験として、スナックで働いたときに、経営者が「安い韓国の女の子を雇おうか」と発言したことに対して、「韓国人に自分の仕事を奪われる」と強い焦燥感を覚えたと書いています。雨宮氏は、20代でフリーターとニートを行ったり来たりする生活をしていて、「このままではいずれホームレスになるしかないね」などと、友人と話していたということです。そして実際に、30代・40代のフリーターで、住むところを奪われた方が、炊き出しなどに来ることが多くなっていると書かれています。年収を300万稼いで結婚することが夢だという人が増えていると言います。

 雨宮氏の体験談では、社会の分断、労働問題で考えさせらることが多いです。中卒・高卒のフリーターの方の中には、生活苦で自殺に追い込まれる方もいらっしゃるようで、現在は自殺者が減っていますが、それでも3万人弱の方が毎年自ら命をたっています。また当時は周囲に似たような境遇の人しかいなかったとかいています。日本社会の分断ということでは、私の周りには、わりと裕福な家庭に育って、大企業で働いている人が多く、逆に同年代のフリーターとの付き合いはほとんどありません。今いる自分のポジションに近い人しか見えない社会になっていると感じざるを得ません。一見開いているように見える日本社会ですが、見かけよりも閉鎖性が強いのではないでしょうか。

 労働問題では、ブラック企業の正社員で命を削りながら「普通の収入」を確保するのか、収入をあきらめてフリーターになるのかの二択しかないと書いています。中卒・高卒の人材を正規雇用する会社が少ないようです。またフリーターを続けて30代になった若者を雇用しようとする会社は、皆無に近いようです。そのような中でも採用を行っている企業は、人を使い捨てにするようなブラック企業しかないということでしょうか。

 生まれた環境が恵まれていなかったり、一度レールを踏み外したりすると、将来の展望を絶たれてしまう社会が、今の日本なのだなと怖くなりました。様々な人が、多様な方法で社会参加できるようになってほしいと切に願います。




 もともと日本は閉鎖的な社会だと言われています。相対的な貧困率で言えば、バブル絶頂期にもおそらく15%前後の方が平均年収の半分以下の収入で暮らしていたと思われます。それから30年たち、年号が令和になった現在では、平均年収自体がバブル期よりも100万円ほど下がり、2015年の国民生活基礎調査では、世帯年収の最頻値が300万円をわるというじょうきょうになっています。

 それでも政府は、景気は良くなったと強弁しています。事実や統計を見ながら、社会全体を見ていきたいです。
ているようです。



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