へっぶしんです。

 私自身は、不動産業とは関係のないサービス会社員ですが、今日は休みです♪

 起きてから、FXのチェックと1月からの利益のまとめを作ってみて、そのあと本を読んでいたら、いい時間になってしまいました^^;

 もっと休日を楽しまないといけませんねw

 この後は、私の休日恒例の家族で飲み会です^^




 著者の林信吾氏は、以前の記事でも取り上げた『しのびよるネオ階級社会』を書かれています。本書は、なんとなくタイトルが面白かったので、買って読んでみました。大学を入ってすぐに辞めて、イギリスで10年間生活されていた方です。その後はジャーナリストとして執筆活動をされているとのことです。


 前半は、団塊の世代の方たち(私の父にあたる世代ですね^^;)の社会史のようなものが書かれています。その後に、成人した団塊世代の社会の状況があり、現在はどうなっているのか、団塊の世代の方がへの提言という内容になっています。

 著者の方が、イギリスで階級社会を肌で感じられた経験からか、現在の格差社会に対しての批判的な書き口にとても共感を覚えます。



 さて本書ですが、1946年の終戦直後から1948年までに生まれた世代を団塊世代として、この世代の方々が育ち、社会での主役として活動していた時代について書かれています。


 まずは、60年の安保改定についてですが、このころは団塊世代の方々はまだ小学生だったはずです。安保改定を反対した方々をプレ団塊世代と呼び、この世代で学生運動をリードした人たちについては、左翼運動ではあるもののマルクス主義(どちらかというと理論派)ではなくレーニン主義(行動主義に近い)に基づいた運動であったということと、エリート意識のなせる業だったと評価している。


 それにしても、その中に西部邁がいるというのが良くわからないですね。エリート学生としての責任から、民衆に伍するのではなく、自らを「適宜に助言や指針を与えることで社会の発展に寄与する」という立場だと自覚して言論活動を行っているようです。なんとなく、鼻持ちならないですね。


 プレ団塊世代はこれくらいにして、いよいよ60年の後半に団塊世代の方がたの活躍が始まります。大学生になった団塊世代の方々は、ベトナム戦争の激化に加えて1970年の安保改定や1972年の沖縄返還などの政治的な出来事の中で学生生活を送ることになります。


 この中で、まだ日本に返還されずにアメリカの占領下にあった沖縄から、ベトナムへ爆撃機が飛んでいるという事実に対して、反対しないということは黙認(賛成)することだという風潮が蔓延する中で、学生生活を送ったようです。そのような社会の雰囲気の中で、東大闘争や日大闘争が起きています。


 この辺は、細かくネタ晴らしをしても仕方がないので、結局は大多数のノンポリ(特に政治的に主張を持たない人)も、空気を読んでヘルメットとゲバ棒を持っていたと、団塊世代の方の著書を引用しています。


 その後の団塊世代の方々は、企業戦士になり、会社の空気に合わせて仕事をして定年を迎えます。


 仕事をしているときには、バブル景気とその崩壊があり、今に至っています。


 ここから、著者の提言が始まります。現在の格差社会(ただし初版が2005年で15年前)に生きるのは、団塊世代の方々の孫になり、年金をもらって人生を全うするまえに、もう一度、現在の社会に目を向けるべきだと提言しています。



 私自身、父親がもろに団塊世代で、団塊ジュニア世代の少し年下なのですが、世代間格差を大きく感じています。

 いまだに世帯年収が、高卒同士の共働きだった両親の75%しかありません。我が家も夫婦二人でフルタイムの共働きにもかかわらずです。そして本にも出てきますが、大学を卒業するときは、まさに就職氷河期でした。前にも書いたかな。。。30社落ちるのが当たり前で、酒に溺れながら、「オレは社会から必要とされていないのか?」などと思いながら、就職活動をしたのを覚えています。

 世代間の格差で言えば、年金に関しては、個人的には自己防衛をしないと間違いなく下流老人になる未来が待っていると思っています。だからできもしない投資を一生懸命やっているわけで、つつましい生活をして必死に貯金をためても、穏やかな老後は来ないと確信しています。

 さらには、わが父は、暴力的なところは一切ない平和主義者ですが、正真正銘の左翼です。社会党の地方の専従の職員でしたから。思想的にはかなり左巻きです。村山政権になって、自衛隊は合憲だという発言を受けて、社会党を去りましたし。。。

 だから、父はいまだにフルタイムで働いていますが、「あんたの敗北があって、今があるんだ。労働者は死ぬまで働くんだよ。」と平気で父に言っています。もちろん親子の関係が安定しているから言えるのであって、これを関係のない人に言ったら激怒必至の暴言であることは承知していますが、ニュースを見ながら父と飲んでいると、二人して「こんな格差社会になっちゃって。。。」と空気が暗くなります。そして、政権への呪詛が。。。

 このように、今回の本に関しては、15年前に団塊世代向けに書かれていますが、社会状況は当時に輪をかけて悪くなっています。若者の半分が非正規雇用になり、結婚さえ許されない低賃金(年収200万くらい)で働かされています。正規雇用で会社に入れたとしても、すごい勢いで歯車として働かされて、消耗しています。

 1%の富裕層が社会の99%の富を独占する社会が、もうそこまで来ています。みんなで危機感を共有したいです。

 よろしければ、こちらのくりっくをよろしくお願いします。