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先週末の政治の動きの中で、前原発言は光るものがあった。小泉首相率いる自民党と民主党の前原代表の政策の路線は見事に重複しており、庶民にとっての圧政につながる新自由主義路線だ。新自由主義を主張する論者からは、競争の勝者が巨大な富を得れば、その富は弱者へと流れるという者もいるが、現実的としてそうなっていない。全く逆の動きになっている。その新自由主義路線を小泉首相と競う姿勢を見せた前原代表だが、その路線は、民主党を準与党化させただけだった。
その前原代表が、日曜日(1/15)のテレビ朝日の番組で、「外交・安全保障など党内の隔たりが大きい分野について、退路を断ってまとめる姿勢を示す」内容の発言を行ったようだ。その番組は見ていないが、外交・安保の意見を民主党内で集約しようとすれば、民主党は分裂するのではないか。憲法9条を政策への障害と見る前原代表の考え方には、民主党内でも異論が多いようだ。
私見としては、それでも民主党の方向性を定めるために、意見の集約、政策の一本化を行って欲しい。政策の一本化を行えば、民主党が分裂するのは目に見えているが、民主党のような党があるほうがおかしいのだ。右から左まで幅広く人材を集め、理念だ理念だと呪文のように唱える。どのような理念なのかは、誰も知らない。民主党としての理念などないのに、「理念、理念。」唱えていれば極楽浄土へでもいけるのだろうか。是非、民主党の政策をきちんと集約し、分裂して欲しいものだ。現在の前原代表に、自民党との差異を出せと言う方が無理なのだ。希望としては、松下政経塾出身者の自民党への移籍が望ましい。そうなれば、外交・安保の政策の対立が国会で顕在化するからだ。現在の状況は、大きく問題が横たわっているのに、与党と最大の野党が政策において対立しない。従って、何が問題なのかがオブラートに包まれ、国民からは見はにくい状況だ。
前原代表には、是非とも民主党としての政策の一本化の議論を推し進めて欲しい。
日経新聞より、
前原代表、退路断つ・「政策集約できねば不出馬」 民主党の前原誠司代表は14日、基本政策を集約できなければ、9月の代表選に出馬しない考えを表明した。外交・安全保障など党内の隔たりが大きい分野について、退路を断ってまとめる姿勢を示すことで、求心力を高める狙いだ。だが、横路孝弘衆院副議長、小沢一郎前副代表は「反前原」に傾き、集約へのハードルは政策論を超えて高くなりつつある。前原氏は「危険な賭け」に出た。 「基本政策をまとめ切れなければ、代表であり続けることはできないと思っている」。前原氏は14日の民放番組などでこう強調した。周辺は「公約したことをまとめられないようでは、次は担えないという腹づもりだろう」と解説する。 旧社会党、旧新進党など寄り合い所帯の民主党で、安保政策の統一はこれまでタブー視されてきた。前原氏はそれを自らの進退をかけた政治課題に高めた。実際にとりまとめに動けば党内が紛糾するのは確実だが、集約できれば再選に向けた大きな足がかりになる。 民主代表「首かけて党基本政策を集約」・基本政策 民主党の前原誠司代表は15日のテレビ朝日番組で、6月までの取りまとめを目指す内政、外交・安全保障の党基本政策について「自分の首をかけてまとめ切る」と述べ、意見集約に失敗すれば9月の代表選に出馬しない決意を改めて強調した。 「小沢先生とも横路さんとも手を組んでやっていこうと思っている」と前原氏と距離を置く小沢一郎氏や横路孝弘衆院副議長にも協力を呼び掛けた。ただ横路氏には「集団的自衛権を部分的にも行使しないなら、考え方を提示すべきだ」と注文を付けた。 政府が20日召集の通常国会への提出を目指している皇室典範改正案に関しては「女性天皇は賛成だ。側室制度がないなかでは男系を維持できるか生物学的に疑問。女系天皇もやむなしだ」との見解を示した。 |
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現在の日本の政局では、新自由主義路線、真性保守路線、革新路線(もう言葉が古くなってますが。。。)と、大きく3つに分けられると思います。この中で新自由主義路線を排し、革新路線の比率を引き上げるような努力が必要です。
55年体制下では革新路線の社会党の圧力を受け自民党の真性保守路線のに歯止めをかけました。2005年体制では、民主党は野党としての役割を果たさず、野党を装う現状は、国民に政治への誤解を招きます。反小泉の視点から、真性保守路線と革新路線が組んで、新自由主義路線を排すべきです。
本来的な、保守対革新の政治の方が日本は安定します。アメリカの圧力(ブッシュ=小泉)を倒さなければ、一部の資本家のための国に堕落することは目に見えています。
協力して反小泉の機運を盛り上げていきましょう!