お久しぶりのへっぶしんのニュースや日記です。

 

最近、思うところがありまして、大学時代(何年前だろう^^;)に専攻した西洋政治思想史に関して、もう一度、整理しなおそうと思い立ちました。そこで、大学時代の恩師が、学部の授業で推薦している教科書を買ってみました。

 上記の2冊を読み進めながらメモを作成していく予定です。学識が浅いへっぶしんですが、興味のある方は読んでみてください。ただし、あくまで個人的なメモですので、舌鋒鋭く議論したりということはしません。(理解を深めるためのコメントは大歓迎です^^)

 また、歴史的事実に触ることも多いので、私自身記憶のかなたになっている事項については、山川の世界史の教科書を辞書として参照します。

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 とりあえず読み始めてみてのメモです。

 

・政治学の始まり

 西洋政治思想史、西洋政治理論史の2冊を読み始めると、西洋政治の学問的関心については、プラトンから始まっているようだ。これは、ペルシア戦争(B.C500〜B.C449)-アケメネス朝ペルシアとアテネを中心とするギリシア諸ポリスとの戦争(※世界史B用語集)-において、アテネの政治体制とペルシアの政治体制の比較により、アテネにおいて政治論に関する自覚が高まったためとされている。(※西洋政治思想史)

 「・ギリシア人が稀に見る論理的な国民であった

  ・それほど豊潤でもなくかつ過酷でもないギリシアの風土がなんらかの関係を持っていたかもしれない。

  ・古代のギリシアがポリスという政治形態をとり、それらが同時にいくつか併存しつつ、異なった歴史的変遷を重ねていったということが、より優れたものと劣ったものとを区別し検討する機会を与えていった

  ・アテナイの民主主義が、自由なる権力批判と政治の対象化を可能にしていった

 」(※西洋政治理論史、P19)

 そのため、本稿においてもプラトン以降の代表的政治理論家(政治思想家)について、その政治理論や政治思想の内容や社会背景を考察していきたい。

 西洋政治理論史の究極的な目的として、

 「西洋政治理論史におけるプラトン以来の代表的な政治理論家をとり上げ、その理論の展開を歴史的に追跡しながら、われわれ自身の問題に答える新しい政治理論の可能性-それは政治理論のパラダイム転換といってもよいであろう-を構築することにある。(西洋政治理論史、P15)

 といった、教科書の目的を念頭にして、上記の2冊を読み進めていきます。

 

 次回は、プラトンについて考察します。

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